この記事を読んでいるひとは、これから印刷会社への就職を考えているひとかもしれません。
印刷会社の魅力とは?
印刷会社で働いた経験のある私自身も、印刷会社の魅力を抱いていました。
クリエイティブなイメージがある
やはり、印刷会社というと、何か印刷物を通したクリエイティブ性を感じるかもしれません。
新たな印刷物を作る喜びがあるのではないか、と考えていました。
確かに、何もないところから印刷物を作り、お客さんに届けるのは、やりがいを感じられることもあります。
自社工場があると、印刷工程がよく見れる
また、自社工場があると、印刷工程を生で見ることができます。
大きな印刷機器での作業は、なかなか一般のひとは見られないので、価値ある経験です。
印刷がどのようにして行われるのか、よく知ることができます。
いろんな紙を知れる
印刷会社で働くと、実に多種多様な紙があることを知れるでしょう。
本当に多くの紙があるので、見ているだけでも楽しいかもしれません。
紙についても結構詳しくなることができるでしょう。
営業は作業を回すことにやりがいを感じることも
あとは、営業の方はお客さんと印刷会社の間に立ち、制作や工場に指示を出して作業を回していくので、うまく作業が流れていくことにやりがいを感じるかもしれません。
その分逆に上手くいかないと、トラブル対応に追われることもありますが、営業だからこその大変さとやりがいを感じられるでしょう。
想像と現実のギャップ
ただし、どんな仕事もそうかもしれませんが、やはり想像と現実ではギャップがあります。
下請け仕事に追われることもある
まず、クリエイティブ性があるように見えて、下請け仕事ばかりに追われてしまう印刷会社もあります。
そういう会社では、どうしても仕事に追われ、お客さんからの指示頼りの仕事になりやすく、あまりクリエイティブ性を感じられないこともあります。
現実と理想のギャップを感じやすいポイントです。
給料が安い
また、印刷業界は他の業界と比べても、あまり給料は高くありません。
お金の稼ぐためだけを考えたら、他の業界を検討した方が良い可能性もあります。
営業は数字が取れないと、厳しく言われることも
また、特に営業の場合は、数字が取れないと会社から厳しく言われることがあります。
営業は数字がすべてなので、成績が悪いとパワハラを受けてしまうこともあるのです。
なので、仕事をしていく上で、辛いと感じることもあるかもしれません。
休みが取れにくい
あとは、急な仕事が入ると土日を返上して働かなければならないこともあります。
特に下請けの仕事が多い印刷会社だと、常に短納期に追われて、なかなか休みが取れないこともあります。
印刷知識は他の業界でも役に立つ!
以上のように、印刷会社にも魅力や大変さはあります。
ただ、なかなか印刷物が出来上がる工程は見れないので、それが知れるのは一つの財産にもなるでしょう。
あとは、あまりクリエイティブ性ばかり求めると、泥臭い仕事ができにくくなります。
印刷会社の仕事は、クリエイティブな仕事ばかりではなく、もっと地道な作業も多いものです。
なので、あまり理想ばかり追い求め過ぎない方が良いかもしれません。
ただ、印刷会社での知識は、仮に他の業界に転職する際にも、十分いかせられるはずです。
結構、様々な業界で印刷物の発注は行われるものなので、他の業界へ行ったとしても、印刷知識は多少なりとも役に立つでしょう。
何れにしても、印刷会社に興味があるならば、まずは実際に働いて経験してみることです!