今回の記事では、転職エージェントとハローワークの違いについて、詳しく説明していきたいと思います。
転職エージェントがハローワークかで迷う
これから転職をしようとしているひとは、転職エージェントを使うべきか、ハローワークを使うべきか、迷っているひともいるでしょう。
私自身も、
転職エージェントとハローワークの違いは何?
そこで今回は、私自身も経験も踏まえて、「転職エージェントとハローワークの違い」について、詳しく説明していきたいと思います。
これから転職を控えているひとは、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
営利性が高い転職エージェントと公的なハローワーク
まず、転職エージェントは民間の職業紹介事業者になります。
一方で、ハローワークは正式には公共職業安定所と呼ばれ、民間ではなく、国によって運営されています。
どちらも無料で利用できる
転職エージェントもハローワークも、どちらも求職者は無料で利用することができます。
利用に際して費用は一切かからないので、転職エージェントもハローワークも安心して利用することができます。
求人掲載数は、どちらも多い
よく求人数は、「転職エージェントの方が多い」と言われたりもしますが、個人的にはハローワークも求人数は多いように思います。
あまり「どちらだから求人数は少ない」ということはないと思います。
サポート体制や質は担当者による
また、アポート体制や質については、担当者によるところが多いでしょう。
担当者によっては、親身になってくれる場合もあれば、そうではない場合もあります。
どのような担当者に当たるかは、運要素が高いかもしれません。
ただ、担当者が合わない場合は、担当者を変えることができることもあるので、その際は相談してみると良いでしょう。
転職エージェントでは模擬面接をしっかり行ってくれる
ただ、転職エージェントの方では、キャリアカウンセラーがひとりひとりの登録者にしっかり付き、模擬面接も丁寧に行われることが多いです。
ハローワークの場合は、どうしても不特定多数の求職者を相手にしなければいけないため、なかなかひとりひとりに対して細かいフォローはしにくいことがあります。
ハローワークはセミナーが豊富にある
ただ、ハローワークには豊富なセミナーが用意されているので、セミナーで就職対策をしたい方には有効でしょう。
年齢や職歴によって、各セミナーが用意されています。
もちろん無料でセミナーに参加することができます。
ハローワークには職業訓練がある
また、ハローワークには職業訓練があるので、職務経験がないひとでも職業訓練でスキルを身につけることで、未経験のひとでも転職できる可能性は十分にあります。
地元求人が多めなのはハローワーク
なお、転職エージェントは都心の企業の求人案内が多いので、もし地元企業の求人案内を探すならば、ハローワークの方が良いかもしれません。
ハローワークでは、それぞれの地域で経営をしている企業の求人案内も多くあります。
ハローワークは自主性が必要
ハローワークには、セミナーや職業訓練などがありますが、それらを生かすためには自主的に動く必要があります。
ハローワークでもある程度のフォローはしてくれますが、数多くの求職者を相手にしているので、手取り足取り全てフォローしてくれるとは限りません、
なので、何も行動しなければ、転職チャンスを逃してしまうこともあります。
スピード感は転職エージェントの方がある
また、スピード感で言えば、転職エージェントの方があるように思います。
なぜならば、転職エージェントは民間企業なので、売り上げを上げなければなりません。
ひとりひとりの求職者に対して、ゆっくりフォローしているようでは、会社の経営自体も危ぶまれます。
なので、転職エージェントにとっても、いち早く求職者には転職してもらい成果を得たいのです。
だからこそ、転職エージェントは求職者が転職できるように積極的に動いてくれますし、すぐ転職する意思があるひとに対しては、手厚くフォローもしてくれるはずです。
企業の詳細については転職エージェントの方が知っていることが多い
また、転職エージェントはハローワークに比べて、採用企業側と密に連絡のやり取りをしているため、企業の詳しい情報を知っていることが多いです。
なので、転職エージェントを利用した方が、仕事内容や職場の雰囲気など、詳しい情報を得ることができるかもしれません。
ハローワークでも、ある程度仕事内容の確認はしてもらえることもありますが、必ずしも採用担当者と詳細な打ち合わせをしているわけではないので、あまり深い情報を聞くのは難しいでしょう。
転職エージェントは20代30代を対象にした求人案件が多い
ただ、転職エージェントは20代30代を対象にした求人案件が多いように思います。
やはり、若手の人材を欲しがる企業は多く、そのような企業が転職エージェントにも依頼しています。
転職エージェントが狭く深くなら、ハローワークは広く浅く
転職エージェントとハローワークに対する個人的なイメージはこんな感じです。
転職エージェントは、少人数を相手にしっかりサポートし、限定した業種を紹介しているのに対して、ハローワークは不特定多数の求職者に対して、幅広いサービスを準備している一方で、それほど各人に対して徹底したサポートというわけではなく、自主性が求められます。
なので、転職エージェントが狭く深くなら、ハローワークは浅く広くといった感じです。
転職エージェントに登録する企業は、人材への要求や期待度も高め
あとは、転職エージェントに登録している企業の方が、より人材への要求や期待度も高いように思います。
なぜかというと、ハローワークは人材を求める企業側の利用も無料だったりします。
お金をかけていない分、あまりハローワークで来る人材に期待していないこともあるかもしれません。
一方で、転職エージェントの場合だと、人材を求める企業側が多額の費用を払っているので、その分人材への要求や期待度も高いのです。
転職エージェントは入社時期や給与面の相談がしやすい
あとは、転職エージェントの場合は、企業と密に連絡を取っていることもあるので、求職者と企業の間に立ち、入社時期や給与面などの交渉を行ってくれることがあります。
なので、転職エージェントを使うと、こちらの希望を相手に伝えやすくなるかもしれません。
転職エージェントには非公開求人がある
また、転職エージェントにしかない非公開求人があったりします。
一般の求職サイトやハローワークにはない求人案内を、転職エージェントで得られることもあるのです。
結局どっちを使った方が良いの?
では、転職エージェントとハローワークの違いを説明してきましたが、結局どちらを使った方が良いのか。
どちらが良いかはひとによる
結局のところ、ひとによるでしょう。
ひとによって、使える使えないがあると思います。
キャリア志向(意識高い系)や経験者で高収入を望むなら転職エージェントもおすすめ
ただ、意識の高いキャリア志向や、さらなる高年収を望む経験者ならば、転職エージェントの方が良いかもしれません。
転職エージェントには、経験者を対象にした高年収の求人案件も多くあります。
ハローワークはブラック企業が多いわけではない
なお、「ハローワークはブラック企業が多い」というような言われ方をすることがあるのですが、ハローワークはブラック企業が多いわけではありません。
万が一、ブラック企業だった場合は、就職者からハローワークへ連絡がいくことがあり、そうなると企業もハローワークを利用しにくくなります。
未経験や年齢が高いひとは、ハローワークも良いかも
また、ハローワークは未経験者や年齢が上のひとでも応募できる求人もあります。
転職エージェントだと若いひとや経験者向けの求人が多いので、未経験者や年齢が上のひとは、ハローワークを利用するのも良いでしょう。
いずれにしても、まずは相談してみる!
いずれにしても、これから転職を控えている方は、まずは転職エージェントもしくはハローワークに相談してみると良いでしょう。
相談してみることで、様々なアドバイスがもらえるでしょう。
一人で転職活動をするのが不安な方は、ぜひ利用してみると良いと思います。