「営業を辞めるのは、甘えなのか」悩んでいるひともいるでしょう。
確かに、私もそう考えた過去があるので、気持ちはわかります。
でも、そう考えること自体が、実は甘く、まだまだ青いのかもしれませんよ。
他人の意見に振り回されすぎじゃない?
だいたい「営業を辞めるのは甘え」と思ってしまうひとは、周りから辞めることを止められていたり、辞めることがまるで悪いかのように、ネガティブなことばかり言われていることがあります。
私自身も、上司たちから辞めることに対する否定的な言葉を散々言われました。
上司があなたの人生を面倒見てくれるわけじゃないよ
でも、これだけは覚えておいて欲しいのですが、上司があなたの人生を100%面倒見てくれるわけでも、完全に責任を取ってくれるわけでもありません。
むしろ、上司は自分都合のことばかり考えて、自分勝手な意見をあなたにぶつけているだけなのです。
確かに、会社を辞めることを考え直した方が良いこともあるかもしれません。
しかし、だからといって「営業を辞める」ことが必ずしも甘えとは限らないのです。
どうか、他人の意見に振り回されずに、自分で決定を下すことです。
だいたい、他人の意見に振り回されて、納得いく人生を送れるでしょうか。
他人の意見に流されて生きると、きっと後で誰かのせいにしてしまうことでしょう。
自分の気持ちは、自分にしかわからないのです。
営業が合わないと思ったら、無理しなくていいよ
ひとによって、向き不向きがあります。
初対面のひとと話したくないひともいるでしょう。
外回りが苦手なひともいるでしょう。
そういうひとは、あえて無理をする必要はないのです。
「頑張ることが美徳」「頑張らないひとは悪いひと」かのように言う上司もいます。
ただ、それはそのひとの勝手であり、外野がとやかく言う必要もないのです。
また、頑張ること無理をすることが、必ずしもそのひとによって良い選択とは限りません。
むしろ、無理して自分に嘘をつきながら働くことで、体を壊してしまう可能性もあります。
他人の意見に振り回されることで、損をするのは自分自身なのです。
仕事は他にもいくらでもあるから安心して!
正直に言って、これだけ人手不足と言われている世の中で、働き口はいくらでもあります。
辞めると将来が不安に思うひともいるかもしれません。
しかし、実際に転職活動するとわかりますが、未経験でも雇ってくれる会社はいくらでもあります。
今よりも境遇が良い会社が見つかることも十分にあり得るでしょう。
行動する前から、ネガティブなことばかり考えないことです。
今の会社を辞めても、人生は終わりではありません。
営業させられていると思うと苦痛だよ
私自身も苦痛だったのが、「営業させられている」と思いながら営業していたときです。
やはり、営業は厳しいノルマもあるので、しばし強制的に営業させられているように思ってしまいがちです。
特に、結果が出ていないときは、会社や上司からも詰められて、無理やり営業させられているような気持ちにもなります。
そういうときは、特に営業していることが苦痛に感じるものです。
営業がうまくいかないのは、いろいろ足りないのも事実
ただ、営業がうまくいかないのは、やはりスキルや経験など、いろいろな要素が足りていないことが考えられます。
なので、必ずしも営業対象の商品や会社が悪いわけではありません。
ただ、そうだからといって、無理に営業を続ける必要もないのです。
むしろ、違う仕事に就いた方が成果が得られて、仕事がうまくいくことだって十分にあります。
人材を育成できない上司や会社はたくさんあるよ
また、実は人材をきちんと育成できない上司や会社は、たくさんあるのです。
「先輩の仕事を見て覚えろ」というような、きちんとした育成プログラムもなく、感覚で教えようとする上司も少なくありません。
しかし、そういうやり方では、今の時代はなかなかひとは育たないわけです。
やはり、きちんと営業力がつくやり方で、部下の立場で考える上司が必要なのですが、残念ながらそういう優秀な上司は非常に少ないのです。
なので、頑張って営業をしようと思っても、営業方法がわからず、苦しむひとも多いのです。
営業をマーケティングと見ると楽しめるかもよ
これは、私の経験からも言えることなのですが、営業をマーケティング(企画)と捉えると、営業が楽しくなることがあります。
どうしても、数字ばかり求められる営業だと、日々のタスクに追われて奴隷のような感覚に陥ることがあります。
そうではなく、営業を企画提案として見ることによって、自分のアイディアによって売り上げが得られているように感じれることがあるのです。
この受け取り方の違いは、大きな違いです。
また、おそらく営業方法も変わってくるでしょう。
そして、成果が得られれば、きっとやりがいも感じられるはずです。
頭を働かせず、ただ動かされていると、営業は苦痛に思うだけになってしまいます。
そうではなく、自分のアイディアや考えを生かせられないか、見方を変えて勉強してみることです。
ぶっちゃけ営業力があると、どこでも仕事できるよ
ぶっちゃけて言うと、営業力があり数字が取れると、どこでも仕事ができます。
引く手数多でしょう。
営業は、辛くブラックなイメージがあるため、誰もやりたがりません。
しかし、営業をしっかり理解して売り上げが取れると、どこの会社からも欲しがられる人材になります。
誰かに相談するのもいいけど、解決できるかわからないよ!
営業を辞めるかについては、いろいろ周りのひとにも相談するかもしれません。
でも、正直に言って周りに相談しても、解決できないことが多いのです。
なぜならば、周囲のひと(たとえ家族であっても)は、あなたが日頃どういう思いで営業しているのか、どんなに苦しみ悩んでいるのか、あなたがどういう分野で生きて行くのか、しっかりはわかりません。
また、これから歩む道を経験していないひとに相談しても、誰も答えを出すことはできないのです。
周囲のひとは、きっと憶測でアドバイスするはずです。
そういうアドバイスが生きてくることもあるかもしれませんが、そればかりに振り回されないことです。
自分自身と向き合うのが大事よ
やはり大事なのは、アドバイスを受けるにしても、自分でよく考えることです。
自分自身が何をしたいのか、どういう仕事で生きていきたいのか、よく自問自答してみることです。
なので、営業を辞めることは甘えではありません。
むしろ、他人任せで自分で決められないことこそが、甘えでしょう。