「中小企業だから辞めたい」という気持ちはよくわかります。
私も中小企業で働いていた経験があるので、大企業の憧れがありました。
大企業の方がネームバリューはある
やはり、大企業はネームバリューがあります。
企業のブランド力があるので、その会社で働いているというだけで、箔がつき信用力が増すことがあります。
また、世間体から見ても、大企業で働くことによる恩恵を受けられるでしょう。
大企業で働くことで、周囲から一定の評価を得ることができるのです。
大企業の方が給料が高い場合もある
また、大企業で働くと中小企業よりも給料が高いこともあります。
私自身も、同年代が大企業で働き、その給料の高さに羨ましく思ったこともあります。
単純な心で、「大企業で働けば高年収が得られる」とよく思ったものです。
大企業だからといって、安泰なわけではない
しかし、冷静に世間を見てみると、大企業で働いたからといって、必ずしも高年収で将来も安泰なわけではありません。
若いときならばまだしも、40代以降になるとリストラもあり、年収が下がる可能性もあるでしょう。
また、合併等でそもそも会社の存続が危ぶまれることもあります。
今は、大企業だからといって、決して安心して生活が送れるわけではありません。
大企業は所詮組織の歯車になることが多い
また、大企業で働くと組織の歯車として働くことが多くなり、個人の力だけでは年収を上げていくのは難しいでしょう。
また、従業員が多い分、ポジション争いなども起きます。
中小企業でも狭い世界での人間関係に悩まされることもあるかもしれませんが、大企業でも派閥争いや人間関係のトラブルはあります。
中小企業の方がワンチャン狙えることもある
また、個人的には実は中小企業の方がワンチャンあるように思います。
なぜならば、中小企業の方が役職との距離感も近く、能力や勤続年数によって十分役職は狙えるからです。
役職がつき、会社の業績も良ければ、大企業の役員と変わらない程度の年収は稼げるかもしれません。
むしろ、それ以上に稼げる可能性もあります。
ライバルが少ない分、相当な力を示せれば、中小企業でも稼げるチャンスは十分にあるのです。
会社の規模よりも、自分がどう成長できるか
個人的には、会社の規模よりも、いかに自分が成長できそうかで会社選びをした方が良いと思います。
そうやって考えた方が、自己成長につながります。
逆に、大したスキルが得られないようならば、いくら大企業で働いていたとしても、他の会社では対応できず、企業にしがみつく状態となってしまうでしょう。
これからは、大企業であっても安心はできないので、どれだけ自分に力がつけられるかが、会社選びとして大事なポイントです。